どこよりも遠い場所にいる君へ 阿部暁子 紹介 感想
こんにちは!ロニキです!
今回は文庫本の評論になります。
読んできました。
「どこよりも遠い場所にいる君へ」
どんな物語かと言うと
「負の感情がある主人公が神隠しにあった子と出会い、傷を癒していく」
のような感じです。簡単に言うとw
なんと言っても第一印象が本当に良かったです!
よく私は本屋に行くと題名と表紙でパッと買うことが多いのですが、この本は題名も表紙もとても素敵でした。
見てくださいこの美しさ...!
この光景も読み進めていくと、人によって感じ方は違いますがこのシーンの感情が分かって行きます。
シナリオの方に入っていきましょう!
前半は女の子との出会い、主人公の今の環境についての事が書かれています。
割合的には主人公の今の環境についてが多く書かれています。
なのでじっくり読める人はしっかり状況を理解した上で次のシナリオへ進めるのでオススメです。
ですが飽き性な人やスラスラ読みたい人には少し厳しいかもしれません。
この本を機にじっくり読んでみましょうw
ですがここをしっかり読むと感情移入をしやすいのでじっくり読むことをオススメします!
中盤は結構詰め込まれてます。
徐々に七緒と仲良くなっていき主人公が七緒の事を知っていったり、通っている学校の文化祭の準備をしたりします。
通っている学校が文化祭に力を入れているからか、文化祭の事はラストまで結構絡んできますのでしっかりと読んだ方が良いです。
七緒との距離が近づくにつれてネタがなかなか面白いですw
本当に性格がワイルドで、たまに抜けているところがあるので私的には結構可愛いヒロインでしたw
七緒との距離も近づき、文化祭も終盤。
そこで主人公の過去にあったトラブルが絡んできます。
前半に続き、後半はトラブルについての文が結構長いです。
そして主人公の負の感情に気づいた七緒は力になろうとしてきてくれます。
ですが七緒はあることをきっかけに主人公の目の前から消えてしまいます。
その後七緒の居ない文化祭は始まります。
ですがその後居なくなったはずの七緒から思いもよらない方法で手紙が届いてきます。
細かいシナリオはこのような感じです...!(ネタバレしないように頑張りましたw)
この本を読む前ポップに「どんな事があってもこの本を読めば頑張れる」のようなことが書いてありました。
本当にその通りです。思いもよらない奇跡や展開にはビックリしました。
読み始めた頃「あ、この本は結構中高生向けの本なのかな?」と思いましたが、シナリオが芯からしっかりしていたので大人でもなかなか楽しく読めると思います。
そんな本、「どこよりも遠い場所にいる君へ」を読ませて頂きました。
皆さんも是非読んでみてください。
そして読み終わったあとはこの本の姉妹作品があるそうです!
まだ読んでいないですが気に入った方はぜひ読んでみてください。